建設現場で見る、社会の裏側
2024/03/22
建設現場での作業風景を見ると、普段の社会とは異なる裏側が見えてきます。多くの労働者たちが汗を流し、機械や道具を駆使して建物や橋梁などを建設している様子は、我々が当たり前に使っているインフラや建築物の存在意義を改めて感じさせてくれます。しかし、その工事現場には安全面に問題があったり、過酷な労働条件があることも少なくありません。建設現場から見える社会の裏側には、さまざまな問題が隠れているのです。
目次
建設現場を見るとわかる、社会の裏側
建設現場を見ると、いろんなことが見えてくる。普段は目にしないような鉄骨やコンクリートを、実際に目の前にしてみると、その重厚感に圧倒される。しかし、その横で働く建設現場の労働者たちの背中には、社会の裏側が垣間見える。
長時間労働
建設現場では、常にスピード感が求められる。工程に遅れが出た場合は、その分早く仕上げる必要があり、労働者たちは長時間労働を強いられることが多い。しかも、残業代が出ない場合があるため、低賃金での過重労働に一層の重圧がかかる。
危険な作業環境
建設現場には、高所作業や重機操作など、危険な作業が珍しくない。防護服や安全装置は使用されているものの、それでも事故が起こる可能性は常にある。事故に遭った場合は、その後の生活が厳しくなることが多いため、現場での安全管理は極めて重要である。
下請けの悲哀
一部上場企業など大手の建設会社は、一見堅実そうに見える。しかし、それらの会社が実際に建設現場で利用しているのは、地方の下請け会社であることが多い。下請けの建設会社は、引き受けた工程をぎりぎりまで削ることで、従業員に報酬を払える水準に収めているという現実がある。
まとめ
建設現場は、社会の上で見えない部分を暴いた場所とも言える。労働者たちは、低賃金で過重労働にさらされ、危険な作業に挑戦することも多い。また、大手建設会社が下請けに委託する場合、現場での労働環境がさらに悪化することもある。建設現場を目にすることで、現代社会の裏側を垣間見ることができる。